Home » キョウエイ今月の顔 山形芳只さん face11
会社の発展のために、元気で後継者を育てていきたい。
山形芳只さん
溶接/6年
溶接歴38年の大ベテランの山形さん。ホシザキ電機を定年退職された後、家に居ても体がなまってくると、協栄金属の募集を見つけて仕事を再開されました。
山形さんの溶接の道の始まりは三重県の造船所で、アーク溶接という鉄鋼を溶接する仕事だったそうです。島根に帰り、ホシザキ電機に入社されるとアルゴン溶接というステンレスの溶接に変わり、とても薄いものを接ぐようになりました。これまでにされた中では0.4mmという物もあったそうです。
お若い時からボディビルディングで鍛えた厚い胸板の力強い体つきと対照的に、山形さんの溶接の仕事はとても繊細で、手に持つトーチの角度、トーチの先端のタングステンと母材の距離など極めて細かい違いを感じとって加工します。この細やかさは趣味にも発揮されて、見事な神楽面を作ったり、美人画などの浮世絵を描かれたり本当に多才です。
若手溶接工の育成・指導もされており、大らかな性格で、一人ひとりの違いを尊重しながら熟練の技を伝えています。その人柄を慕う人は多く、技術を受け継ぎ、共に働く時間を大切に重ねています。
この仕事のやりがい
元気になれること。仕事に出ていることで若返る感じがします。
この仕事の苦労
今までに大変な仕事もあったと思うけど、あまり気にならないタイプです。
個人目標
会社の発展のためにも、いつまでも元気で後継者を育てて行きたいです。