Home » キョウエイ今月の顔 陶山昌幸さん face5
手と目と勘を駆使して、自分の思ったようにできて、
褒めてもらった時がうれしいです。
陶山昌幸さん
仕上げ 他/10年半
「現場たたきあげの職人」・・・陶山さんを一言で表すならこの言葉を使いたくなります。訓練校で学ぶと、まずは木工や建築大工など「木」を扱う職人として働き、自動車部品の製造を経て協栄「金属」へ。「木と金属と、技術は違いますが、すばらしいものを作るという基礎は同じです。」と語られます。反りや曲がりなど、手の感覚で感じとることにも通じるものが多くあるそうです。
お休みの日も機械いじりするのが好きだとおっしゃられる陶山さん。子どもの頃からものづくりに興味を持っていたそうです。小学校の低学年の頃に家の増改築があって、大工さんが仕事をするのを見ておもしろいと思ったのがきっかけだったかも、と。
「経験がものとして表れます。」と穏やかな笑顔でおっしゃる姿に、少年の頃の素直な感動を、今も日々の仕事で感じ続けておられるのだと思いました。
この仕事のやりがい
手と目と勘を駆使して、自分の思ったようにできて、褒めてもらった時がうれしいです。
この仕事の苦労
基準を満たした製品を作るのは当たり前ですが、難易度が高く、なかなか思うようにモノができない時です。それが工夫して上手く行った時には、疲れは吹っ飛びます。
個人目標
後輩に技術を伝えたいです。言葉を尽くし、手とり足とり指導して。材質を見極める力を養い、失敗しやすいところでは、なぜ失敗するのかを考え、再発をしないような対策を常にする習慣づけも大事ですね。